ペーパーハウスで学ぶスペイン語会話 Season1【初級】

実践/雑記

スペインドラマ『ペーパーハウス』からスペイン語会話に役立つフレーズを一緒に学習していきましょう。

①Mucho cuidado

気を付けて

“Mucho cuidado, porque en el momento en que haya una sola gota de sangre, dejaremos de ser unos Robin Hood para convertirnos simplemente en unos hijos de puta”.(気を付けるんだ。一滴でも血を流した瞬間、我々は義賊から犯罪者に成り下がるんだ)

第2話冒頭、教授の一人語りです。あくまでも血を流さないことにこだわる教授。しょっぱなから失敗するわけですが…

Cuidado.単体でも「気を付けて」という意味で使えます。+Muchoを付け加えることで「めっちゃ気を付けてね」といった具合です。

義賊とは国や政府からは犯罪者とみなされるものの国民からは支持される悪の正義といった感じでしょうか。この話ではよくロビンフッドが引き合いに出されますね。

Hijo de putaもおなじみ、英語のSon of a bitchってやつですね。Hijo 「息子」 puta 「売春婦」なので本当にSon of a bitchそのまんまです。犯罪者同等のクソ野郎という感じです。会話では使わないようにしましょう。悪い友達に冗談半分で教え込まれた思い出があります(笑)

NOTA

Cuidado「気を付けて」

 

Sangre 「血」

 

Hijo de puta =Son of a bitch

②¿Qué ha pasado?

どうした?

¿Qué ha pasado? .(どうした)

     

“Dos policías heridos”.(警官二人が負傷した).

  

¿Quién ha disparado?(誰が撃った)

  

Tokio.(トーキョーだ)

さっそくけが人を出してしまったことをベルリンが教授に報告します。

hacer + p.p. →ha pasadoで現在完了を表します。

¿Quién ha disparado?(誰が撃った) こちらも同じく現在完了。

NOTA

pasar 「起こる、過ごす」

 

herido 「負傷者」

 

Quién 「誰」

③Por favor, dame alguna buena noticia.

いい報告はないの?

Por favor, dame alguna buena noticia.(いい報告はないの)

     

Los policías a los que han disparado están vivos.(撃たれた警官二人は無事です).

  

Menos mal.(よかった)

  

Dar 「与える」+me 「私に」 alguna buena noticia 何かいいニュースを

Menos mal 直訳的に訳すと「悪いよりは良い」ということで不幸中の幸いといった感じです。

NOTA

Dame 〇〇. 「~をください」

 

Menos mal 「悪くない」

 

vivir 「生きる」

④¿De acuerdo?

わかった?

Vale, quiero a los analistas de escucha ya aquí, en dos segundos.(わかったわ、直ぐに分析官を連れてきて)

     

¿De acuerdo?(わかった?).

休暇中のラケルが現場に到着しました。状況を確認した後にアンヘルが指示を出します。

en dos segundos 直訳すると2秒でとなりますが比喩的に「すぐに」という意味ですね。

¿De acuerdo? 「わかった?」相手に了解を得たり確認するときのフレーズ。平叙文でDe acuerdo 「わかりました」と答えることもできます。

NOTA

segundo 「秒、2番目の」

 

De acuerdo 「了解」

⑤Me parece que te estás equivocando.

誤解するなよ

Me parece que te estás equivocando, ¿eh? Voy muy en serio con ella.(誤解するなよ、俺は彼女と真剣なんだ)

     

¿Muy en serio?(真剣?).

  

Pero ¿en serio de tener un jardín y dedicarte al bricolaje los domingos?(日曜日に彼女と庭の手入れをしたいのか?)

Me parece que te estás equivocando. Me parece 〇〇. 私には~のように思える。といった意味になります。estar equivocado 「間違っている」なので直訳すると「あなたは間違ってるように思える」となります。英語のIt seems 〇〇と同じです。

ex.Me parece muy bien. (めっちゃいいと思うよ。)

En serio 「本当に、真剣に」英語のseriousと同じですね。疑問形にしたら¿En serio?「まじで?」といった感じです。

NOTA

Me parece 〇〇. 私には~のように思える。

 

equivocado 「間違った」

 

En serio 「本当に、真剣に」 

⑥Aprender un idioma es mucho más fácil de lo que parece.

言語の習得というのは思ってるより簡単なんだ。

Aprender un idioma es mucho más fácil de lo que parece, pero tienes que dejar la semántica a un lado.(言語の習得というのは思ってるより簡単なんだ。意味論の話は置いとくとして)

五か月間の強盗準備生活での教授の雑談です。言語の学習は継続とパッションです。頑張って習得しましょう(^^)/

比較級の構文です。~ es más fácil que 〇〇. ~は〇〇より簡単だ。逆ならば、~ es más dificil que 〇〇. ~は〇〇よりも難しい。ex.Esta camiseta es más barato que esa camiseta.(このシャツはあのシャツよりも安い)

NOTA

~ es más 形容詞 que 〇〇. ~は〇〇より…だ。

 

aprender 「学ぶ」

 

idioma 「言語」

⑦No lo sé.

わからない

Ángel, ¿qué coño hace el coronel Prieto aquí?(アンヘル、プリエト大佐はここでいったい何してるの?)

     

No lo sé. No lo sé.(わかりません).

coñoエピソード1でもこれでもかとでできた単語ですね。ここでは協調の意味で使われてます。英語の What (the fuck) ~とかWhat (the hell) ~といった使い方と同じですね。なくても意味は同じと思ってください。

¿Qué (coño) hace el coronel Prieto aquí? 文法的に解説すると、主語の倒置があって、プリエト大佐はここで何を(Que)しているの(hace)?となります。

No lo sé. séはsaber「知る」の活用形。Loは前文を受けて「そのこと」という代名詞ですね。No sé lo.という語順ではなくスペイン語では動詞の前に目的格代名詞を置きます。単純にNo sé.と答えることもできます。

NOTA

¿Qué (coño) ~? いったい何を~? 

 

No lo sé. 「わかりません」=No sé.

⑧Me alegro.

よかった

¿Cómo se encuentran sus compañeros?(お仲間の容体は?)

     

Por el momento no tenemos que lamentar ninguna baja.(ひとまず心配ない)

  

Me alegro.(よかった)

ラケルと教授の記念すべき初コンタクトシーンです。二人のやり取りは見ていてなかなか面白いですね。

alegrar 「喜ばせる、楽しませる」という意味の動詞ですが、Yo me alegro.(直訳:私は私を喜ばせる)⇒主語は省略して Me alegro「よかった」という意味になります。

NOTA

por el momento 「今のところ」

Me alegro 「嬉しい」

⑨¿Alguna pregunta más? 

他に質問は?

¿Alguna pregunta más? (ほかに質問は?)

     

“Sí”. ¿Qué lleva puesto?(ええ、今どんな服を?).

  

¿Cómo? “¿Cómo va vestida?(なんですって?今どんな服を着てるかと?)

印象に残る教授とラケルのやり取り。シーズン2、3でもたまに言及する場面があります。

Algun 「いくつかの」もちょこちょこ登場してます。英語のsomethingにあたる単語です。くっつく名詞に応じてAlguno/na(s)男性形/女性形/複数形に変形するのが少しややこしいところ。ここではpregunta「質問」という女性単数形を修飾してるので”Alguna”となります。ex. algunas cosas 「いくつかのこと」

相手の言ったことを聞き返したいときは¿Cómo?といいましょう。¿Qué?「何?」ということもできますが少しぶしつけな感じがするかもしれません。

NOTA

algun 「いくつかの」

 

pregunta「質問」

 

¿Cómo?  相手の質問をもう一度聞く

⑩Por supuesto.

もちろん

¿Puedo confiar en usted?(信じてもいいか)

     

Por supuesto.(もちろん).

  

Pero para que yo confíe en usted debe tener un gesto conmigo.(私もあなたを信じるために一つ約束を)

こちらもよく使う表現です。por supesto 「もちろん」エピソード1で扱ったclaro「もちろん」という表現も思い出してください。

confiar en A 「Aを信じる」英語のbelieve in ~ですね。

tener que + inf. 「~しなければならない」はすでに学習しました。deber + inf.も同じ意味「~する必要がある」となります。
ex. Yo debo trabajar.(働かなければならない)

NOTA

por supesto 「もちろん」

 

confiar en A 「Aを信じる」

 

deber + inf.「~する必要がある」

⑪Déjeme pensar en su petición.

彼の要望を検討させて

Déjeme pensar en su petición.(彼の要望を検討させて)

     

A ver, ¿qué clase de zumbado con 60 rehenes se pone a vacilar a su negociadora?(60人を人質にとらえて交渉人を弄んでるなんてどんな変人だ)

Déjeme pensar 「考えさせて」よく使うフレーズです。
Dejar 「そのままにする」(英語のLetにあたる) + me →Déjeme + inf. 私に~させてくださいという意味になります。
Déjeme! (放っておいて!)とそのまま使うこともできます。

a ver は「えーっと」「どれどれ」文頭においてpuesと似たような使い方をします。puesはこの後紹介します。ex. A ver… no lo sé.(えーと、わからない)

NOTA

Déjeme pensar 「考えさせて」Déjeme + inf. 私に~させてください

 

Déjeme! 「放っておいて!」

 

a ver 「えーっと」「どれどれ」

⑫Gracias por su sensibilidad, coronel.

ご心配ありがとう、大佐

Y está en manos de un juez.(裁判官の判断待ちです。)

     

Gracias por su sensibilidad, coronel.(ご心配ありがとう、大佐)

está en manos de~  「〜の手の中にある」直訳的にも意味は伝わりますが、主語は~次第だということですね。

gracias 「ありがとう」だけでなく具体的に感謝の内容を言いたいときはgracias por ~.とpor + 名詞を付け加えましょう。

NOTA

gracias 「ありがとう」

 

está en manos de~ 「〜の手の中にある」

 

juez 「裁判官」

⑬¡Silencio, por favor!

静かにして下さい!

Graba. (録音して)

  

Sí, estamos grabando.(はい、録音中です)

  

Sube el volumen. ¡Silencio, por favor!(音量を上げて、静かにして下さい!)

教授から捜査現場に電話が入ります。

現在進行形を学習しましょう。現在進行形はestar + 現在分詞の形で表します。
ex. Estoy aprendido japones. (日本語を学習中です)

silencioは「沈黙」という名詞ですが、単体で使うことで静かに!と相手に求める表現になります。

NOTA

grabar 「録音する」

 

subir 「上がる、上げる」

 

silencio 「静かさ」

⑭Pues yo quiero una isla.

うーん、島が一つ欲しいわ

Pues yo quiero una isla.(うーん、島が一つ欲しいわ)

     

Y yo otra. -Pues ponte tres.(じゃあ俺は他のを2,3島)

  

Tres son multitud ya. Un archipiélago.(3つは多いわ、群島よ)

強盗計画の回想シーン、大金が手に入ったら何が欲しいかという話題で盛り上がります。海が好きなので島が欲しいというトーキョーの意見に共感しました(^^)

puesは上で紹介したa verと似た働き、文頭で「えーと」とちょっと考えたいときに使えます。

otro「他の」後ろに続く名詞によってotro/a(s)の変化します。
ex. Dame otro ejemplo.(他の例を挙げて)

NOTA

pues 「えーっと」

 

isla 「島」

⑮Soñad a lo grande.

夢はでっかく

Aun así nos seguiría sobrando muchísimo dinero, Si vamos a robar a lo grande. (もし大泥棒を働けばそれでもまだたくさんのお金が余るだろう)

     

Soñad a lo grande.(夢はでっかく行こう)

みんなで夢を語らう場面での教授のセリフからです。夢の膨らむ教授の力強いセリフが印象的です。

muchísimoはmuchoをさらに強調した形です。muchísimo dinero「莫大なお金」
ex. Ella es guapa muchísimo.(彼女はめちゃくちゃ美人だ)

“Si ~” もし~ならを表す仮定法ですね。Yes/NoのSíと違ってiの上のアクセントがないで点に注意です。
ex.¿Si estas aquí, qué haces?(もしここにいたら、あなたは何をしますか?)

NOTA

muchísimo muchoの強調形

 

aun 「まだ」

 

Si 「もし~なら」

⑯Quítense los antifaces.

マスクを脱いで

En pie.(立て)

     

Vamos, vamos.(行くぞ).

  

Quítense los antifaces.(マスクを脱いで)

立て!と命令するときはLevantate!という表現をよく見かけます。
de[en] pieで立って、という状態を表現することはあります。
ex. Luis está ahí de pie. (ルイスはそこに立っていた)

NOTA

pie 「足」

 

vamos =Let’s go

 

quitarse 「(服を)脱ぐ」ex.Quítate la ropa.(服を脱げ)

⑰Me llamo Alison Parker. Soy la hija del embajador del Reino Unido.

私の名前は、アリソン・パーカー。英国大使の娘です

No soy una oyente. Soy una rehén y estoy secuestrada”.(私は人質で捕われの身です)

     

Me llamo Alison Parker. Soy la hija del embajador del Reino Unido.(私の名前は、アリソン・パーカー。英国大使の娘です)

キーパーソンのアリソン・パーカーが交渉に使われる時が来ました。

Reino Unido/Inglaterra イギリス
他にもいくつか国の名前を勉強しておきましょう。

フランスfranciafrancés/francésa
スペインEspañaespañol/española
イタリアItaliaitaliano/italiana
ドイツAlemaniaalemán/alemana
モロッコMarruecosmarroquí
インドIndiaindio/india
中国Chinachino/china
タイTailandiatailandés/tailandesa
日本Japónjaponés/japonesa
韓国Corea del Surcoreano/coreana
アメリカEstados Unidos de América
NOTA

rehén 「人質」

 

embajador 「大使」

⑱Cállate.

黙って

Tengo que hablar contigo… Llevas ignorándome todo el rato.(君と話をしないと、さっきからずっと私を無視して)

     

Cállate, que nos van a matar a todos por tu culpa.(黙って、あなたのせいでみんな死ぬのよ)

  

Perdón.(ごめん)

callarse 「黙る」の命令形Cállate

NOTA

cállate 「黙れ」 (ustedにたいして)cállase

 

todo el rato 「ずっと」

 

por tu(mi) culpa 「あなたの(私の)せいで」

⑲¡Señores, es la hora!

諸君、時が来た!

¡Señores, es la hora!(諸君、時が来た!)

     

¡Ha llegado el momento de seguir mis órdenes!(私の指示に従うときが来た!)

英語にそのまま直すと、Ladies and gentlemen, this is the time!といった感じですね。

Llegar 「到着する」El momento ha llegado (直訳:時が到着した)

NOTA

señor/señora 「紳士/淑女」señores 「諸君」

 

hora 「時、時間」

 

Llegar 「到着する」

⑳¿De verdad? ¿No le importa?

本当ですか?迷惑ではないですか?

¿Quiere usar el mío?(私のを使いますか?)

     

¿De verdad? ¿No le importa?(いいんですか?迷惑ではありませんか?)

教授とラケルの初対面シーンです。見てるときは、え直接会っちゃうの?と思いました。
ここでのやり取りがシーズン2の伏線になっていてとても素晴らしい終わり方になっています。めちゃ泣けます(´Д⊂

¿De verdad?「本当ですか?」もよく使う表現です。文章の最後に加えてほんとに、と強調することもできます。
ex. Eres mi mejor amigo, de verdad!(お前はマジで最高の友達だ!)

¿No le importa?親しい間柄であれば¿No te importas?ということもできます。

NOTA

¿De verdad?「本当ですか?」

 

¿No le importa?「迷惑ではないですか?」

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