海外旅行中の楽しみの一つ、なんといっても『食』
今回は世界一周中に出会った二度と忘れることができない本当に心に残ったグルメだけピックアップして紹介します。
スタンダードなものからちょっとマニアックなものまで人気や知名度、有名店等一切無視したガイドブック顔負けレポートするよ~
台湾【台北】 胡麻団子
まずはお近くの台湾からご紹介。
なんだ、胡麻団子とはベタなチョイスではないか!と思われるかもしれませんが、日本でもどこでも食べれるからこそ知ってほしい!
本場の胡麻団子は一味も二味も違う‼僕が今まで食べていたのはゴム団子だったと言わんばかり。本場と日本の胡麻団子は同列に語っちゃダメだっちゃ!
大通りを歩いていた時に路地裏からふと美味しそうな匂いがして本能のままにわき道を掻き分けたところにそのお店はありました。
リヤカーの移動式店舗でちょうど一人のおばちゃんが胡麻団子を揚げている途中でした。「ちょっと待っとれよ」的なことを言われて待つこと数分。日本では見たことのないくらい大きな胡麻団子が次々と並べられていきます。
ほっぺが落ちるとはまさにこの胡麻団子のためにある言葉!大きな胡麻団子の中に薄く広がった餡子の量が絶妙でほのかな甘みが広がります。表面のサックリ感と中のモッチリ感が絶妙。
歩きながら食べ終わった頃に、今買っとかないともう食べれないかも…と思ってお店までUターン。おばちゃんもニッコリ。
そしてこの記事を書きながら、「もう一度食べたいなぁ…まだあるんだろうか」
と記憶を頼りにグーグルマップを散策していると…
もう6年前よ!?6年前の記憶を頼りにグーグルマップ歩いたらちょうど映ってるってすごい奇跡的…
最初どの駅だったかすら忘れてたからね
感動と同時にまだお店があるとわかってとっても嬉しくなりました!また機会があったら行かないとね。
イラン【テヘラン】バルバリ
バルバリは中東イランが発祥の地とされる小麦粉、イースト、塩などのごくごく一般的なシンプルな材料で作られるイランでは定番の朝食メニューのひとつで、形状は上記の写真のような細長い楕円形のものや、円形のものなどが多く見られ、サイズも作られている場所などによって大きく異なり、サイズが非常に大きいものもあります。
パンの図鑑
見た目はイランのナンと似ていますが、名前の響きの通り結構かためのパン。そしてとにかくサイズがデカい。丸い形もあるみたいですが、一般的には楕円形をしていて、大きさもスケボーの板くらいあります。
イランは乾燥した気候なので店頭にそのままポンと置かれてて、購入しても手に持ってそのまま持ち帰ります。カビたりする心配もなく埃がついていてもパッパッと払えばすぐに落ちるので。
シンプルなのに飽きの来ない不思議なおいしいさ。クリームチーズと一緒に食べると機械のように延々と食べちゃいそうです。普段日本で菓子パンばかり食べている僕には、素朴なパンの旨味がとても沁みました。
キューバ【トリニダー】 ロブスター
あなたはキューバと聞いて何を思い浮かべますか?
葉巻?クラシックカー?カリブ海?
そう、キューバといえば美しいカリブ海に浮かぶ島の内の一つであります。
さぞご飯も美味しいのだろうと期待していくと、どっこい。キューバは僕の中で三本の指に入るほどご飯が不味い国…です
しかし採れたての海の幸だけは別でした。海外では高級食材にも挙げられるロブスターがここキューバでは破格の値段で食べることができます。
世界一安くロブスターが食べれる場所と言っても過言ではないかもしれません。(エジプトのダハブなんかも安かったですけどネ)
そのお値段わずか5$
そして身も弾けんばかりのぷりぷりっぷり。2種類の味付けを堪能できるこちらのロブスターは日本人にも有名なレオ&ヤミの家で楽しむことができます。(キューバでは一般的にホテルがなく、政府に認可された民宿に宿泊することになります)
キューバでの普段食の箸が進まなかったせいか、このロブスターを食べたときの感動は当分忘れられませんでした。
チリ【ビーニャデルマール】サザエ
食べ物というか食材じゃん。とツッコみたくなるのですが、このサザエを食べたとき「今、僕は初めてホンモノのサザエを食べた」と全身が理解しました。
今まで食べてきた代物とは数段違うレベルの感動…
そのまま焼いて醤油を少し垂らすだけで、今まで食べたどのサザエをも圧倒する旨味と歯ごたえ。
味付けの差ではどうにもならない、食材そのものの差を思い知らされました。
きっとあなたのサザエ史も覆えされてしまいますヨ‼
このビーニャデルマールという町はすぐそばにバルパライソという街中がアートな観光地が隣接しています。
とくにこの街に何があるというわけではないですが、とにかく海鮮が安く美味しく食べれるということで日本人バックパッカーの間では有名な場所です。汐見壮という人気日本人宿もあって、そこでシェア飯すれば美味しさも何倍にもなりますよ!
チリ【サンティアゴ】ソパデマリスコス
世界37ヶ国を旅したにも関わらず、なんとチリから2つもランクインしてしまいました。
ランキングの3/5が海鮮で占めてる時点で偏ってるだろ!というのは偏に僕の海鮮好きが故です…
いや、しかし僕の旅グルメ史においてこれらを外すことはできません。Sopa de Mariscos(ソパデマリスコス)はスペイン語で魚介スープの意味。
旅仲間とふらっと入った定食屋さんのメインの前の前菜として出てきたスープ。
一口食べて衝撃が走りました。「これ…やばくね?」
美味しすぎて僕のボキャブラリーが完敗するほど魚介の旨味で押しつぶされそうなスープ。
「うまいっ!うますぎるぞっ…!」とメインディッシュが到着する前に完食…!!
次の日も同じ店に行ったのですが、日替わり定食だったため、同じスープが出てくることはありませんでした。
「どうしてもあの感動を忘れられないっ‼」
僕は帰国後、あの料理はいったいなんだったのだと調べて初めてチリの大衆料理の“ソパデマリスコス”だと知りました。
そしてとうとう自作してしまいました。
当時の味を再現することができて大満足でした。
おわりに
偏りのある紹介になってしまいました。それだけ筆者のガチを詰め込んだ紹介記事ということで!
あなたの心震えた衝撃のグルメはなんですか?
コメント