ペーパーハウスで学ぶスペイン語会話 Season2 【初級】

実践/雑記

(Part2-1より)

①Esto no tiene ningún sentido.

筋が通らない

Esto no tiene ningún sentido.(筋が通らない)

  

Y Raquel estaba en lo cierto, porque el Profesor había planeado minuciosamente llevar hasta Toledo a la Policía(ラケルは正しかった。教授は警察がトレドに来るように慎重に仕掛けたのだった)

教授がトレドに残した秘密基地を探索しているシーン。あれだけ綿密に計画した犯人がこんな大量の証拠を処理せずに残しているのはおかしいと気づき始めます。

sentido「感覚、意味」
英語のmake sense「筋が通る」と同じ使い方ですね。
感覚の他に意味という意味もあります。
ex. sentido del humor「ユーモアのセンス」

感覚にまつわる名詞
  • sensación「感覚」
  • sensibilidad「感受性」
  • sentido「意味、感覚」
  • sentimiento「感情」

微妙なニュアンスの違いを押さえておきましょう。

NOTA

sentido「感覚、意味」

②No quiero molestar, de verdad.

本当に、迷惑かけたくないから

En media hora sale la primera remesa de pruebas para Canillas.(30分後にカニージャス行きの証拠を積んだ車が出るわ)

  

No quiero molestar, de verdad.(本当に、迷惑かけたくないから)

  

Cojo un autobús y no pasa nada.(バスを探すよ、大丈夫だ)

教授がトレドの秘密基地に現れます。ほんとに危ない橋をポンポンわたっていく教授。

英語の~時間半の表現に30 minutos ではなくてmedia「半」をよく使います。
ex. Son las dos y media.(2時半です)

molestar「邪魔をする」
ex. ¿Te molesto?(お邪魔ですか?)

同じ使い方をする動詞にimportar「迷惑をかける」がありましたね。
ex. ¿Te importa?(迷惑ですか?)

de verdad「本当に」

NOTA

molestar

 

importar

③Seguro que está pasando algo fuera.

外で何かあったに違いない

Tampoco sabemos nada de la Policía.(警察の動きは不明)

  

Seguro que está pasando algo fuera.(外で何かあったに違いない)

  

¿Qué hacemos?(どうする?)

教授からの連絡が途絶えて一味の間に不安が広がります。きっと教授に何かあったのだろうとモスクワの一言。

seguroに関連する単語
  • seguro「安全な」
  • seguridad「安全性」
  • seguramente「おそらく」

(Es) seguro que ~と動詞が省略されている形ですね。

fuera「外に」⇔dentro「中に」
~にを伴う副詞だという点に注意です。

NOTA

fuera⇔dentro

④¿Qué estás diciendo, hijo?

何を言ってるんだ?

¿Qué pasa? Pues sí, pues sí, yo también tengo una relación.(なんだよ?俺も人質と関係を持ったよ)

  

Con Mónica Gaztambide.(モニカと)

  

¿Qué estás diciendo, hijo?(何を言ってるんだ?)

教授と連絡がつかなく内輪モメしているにも関わらず、ベルリンは余裕綽綽で休憩してくるといいます。こんな時に人質の女の子とハメるのか?と詰め寄るナイロビ。モニカとやっちゃったデンバーがバツが悪くなったのか、悪いことじゃないよ。ベルリンに助け舟(?)を出します。

Qué estás diciendo 現在進行形です。hijo「息子」は特に訳す必要のない呼びかけの言葉ですね。

relación
英語のrelationと同じで間接的に「性的関係」を表しています。

NOTA

relación「(性的)関係」

⑤Tengamos un poco de paciencia.

もう少し我慢しよう

Si todo sale bien, nunca llegaréis a saberlo(順調にいけば知る必要はない)

  

Así que, por favor, tengamos un poco de paciencia.(だから頼む。もう少し我慢しよう)

  

¿De acuerdo?(わかったな?)

24時間教授から連絡がなかった場合、新たな作戦「チェルノブイリ」が用意されていることを示唆します。一味には知らされていない、ベルリンだけが知る作戦。ベルリンも考え無しに気楽に構えているわけではないとわかっていったん場は落ち着きます。

tengamosはtenerのnosotrosに対する命令形です。1人称/2人称以外の命令形はちょっと珍しいですね。自分を含めて聞き手全員に命令してるのでtenemosとしてもほとんど変わりないでしょう。

pacienciaに関する単語
  • paciencia「忍耐」
  • paciente(形)「忍耐強い」
  •     (名)「患者」

⑥Solamente tú sabes cómo te sientes.

君の気持ちは君にしかわからない

No, quiero decir que es una pregunta a la que solo tú puedes responder.(いや、君にしか答えを出すことができない)

  

Solamente tú sabes cómo te sientes.(君の気持は君にしかわからない)

  

Pues… siento que todo esto me va grande.(この問題は僕には手に余る)

cómo te sientes=how you feel
cómoの[手段・方法]を問う使い方です
ex. ¿cómo lo sabes?(どうやって知ったの?)

sentir「感じる」
活用がsiento/sientes/siente…と音韻変化するのに注意しましょう。

NOTA

cómo[手段・方法]

 

sentir「感じる」

⑦Encantado.-Igualmente.

初めまして。-こちらこそ。

Él es Salva, un amigo. Bueno, mi pareja actual, vaya. Salva, el inspector Alberto Vicuña. Salvador…(こちらは友達のサルバ。というか今のパートナー。サルバ、こちらはアルベルトビクーニャ警部よ。サルバドール…)

  

Martín. Salvador Martín.(マルティン。サルバドール・マルティン)

  

Encantado.-Igualmente.(初めまして。-こちらこそ。)

ラケルが元旦那と今彼を紹介するシーン。多分一番気まずいの教授ですよね。笑
ラケルとアルベルトはいがみ合う感情があるけど、教授はただ板挟みで気まずいという…

Encantado.
-Igualmente.
最も基本的な挨拶の単語ですね。
(Estoy) encantadoの省略された形と考えてください。
話し手が女性の場合は(Estoy) encantada.となります。

Igualmenteは便利なフレーズなのでしっかり押さえておきましょう。
ex. Gracias.(ありがとう)
-Igualmente.(こちらこそ)
 などのように使うこともできます。

igualに関連する単語
  • igual「等しい」
  • igualmente「こちらこそ」
  • igualdad「平等」※igualidadとしてしまわないように!

⑧Esa mujer es de otra liga.

彼女は別次元の女だ

Primero, es una funcionaria de oposición, o sea que ha estudiado y mucho.(第一彼女は採用職員だ。つまりたくさん勉強した。)

  

Segundo, su último novio era el director general de la Fábrica de la Moneda y, tercero, es guapa a reventar. Y elegante.(第二に造幣局長の元恋人だった。第三に超美人だ。おまけに洗練されている)

  

Esa mujer es de otra liga, hijo.(彼女は別次元の女だ)

モニカに真剣に恋していると主張する息子に対して、モニカはお前とは住む世界が違う女性なのだと諭すモスクワ。物語の序盤で、金庫のお金を見て浮かれるデンバーを諭した時も自分たちがロクでもない人間だと卑下したように、コンプレックスが強いモスクワ。息子の恋くらい思うようにさせてあげたら?と思いますけどね。


liga
Liga española(サッカーの)スペインリーグは聞いたことあるでしょうか。
ligue「リーグ」のことですね。別次元だという表現にde otra liga「他のリーグの」を使うのはサッカー大国ならではでしょうか。

「つまり」の表現
  • o sea (informal)
  • es decir (formal)
NOTA

primero「第一の、最初の」

 

segundo「第二に、二つ目の」

 

tercero「第三に、三つ目の」

⑨Es la manera más segura.

もっとも確かな方法だ

Todo lo que hayan querido borrar de verdad lo habrán quemado ahí dentro.(本当に消したいものは中で焼却したはずだ。)

  

Es la manera más segura de destruir algo y es lo que haríamos todos.(もっとも確かな方法で誰もが考える)

  

Pero ahí solo hay cenizas, y pocas.(けど灰だけでほとんど何も残ってないわ)

定冠詞 la + más で最上級の比較を表します。
ex. Es el perro más grande.(それは最も大きな犬だ)

manera「方法、手法」
ex. a mi manera de ver 「私の意見では」
ex. Mi papa habla español de manera elegante.(父は洗練されたスペイン語の話し方をする)

NOTA

manera「方法、手法」

 

borrar「捨てる」

 

quemar「燃える、燃やす」

⑩Las primeras veces son especiales.

初めての体験は特別だ

Como Neil Armstrong, caminando en la Luna.(ネイル・アームストロングが月を歩いたように)

  

Las primeras veces son especiales.(初めての体験は特別だ)

  

Únicas.(一度しかない)

ベルリンとアドリアナのサシでの会話です。名言好きのベルリン。なかなかイカした例えですね。

Las primeras vecesと複数形になっているのは一般論として語っているからですね。
son especiales 主語に合わせて動詞と形容詞も複数形です。

NOTA

vez「回」

 

especial「特別な」

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