サルサを習い始めたけど、パートナーがいない家に一人でいる時間も練習したいな。何か参考になる動画はないかな?
レッスンに通うだけでなく、動画を見てイメージトレーニングをすることもサルサの上達において重要なステップです。
今回は海外のアーティストでお気に入りのサルサダンサー(リーダー)を7人紹介します。世界のトップダンサー達なのでいきなり見てソーシャルで実践することは難しいでしょうが、お気に入りのダンサーを見つけてモチベーションを向上させましょう。
また、サルサを学ぶ上で自分がどういう目標をもって取り組むのかということが明確に見えてくるいい判断材料になるかもしれません。
海外のサルサアーティストたち
Oliver Pineda
Oliver Pinedaは1981年生まれ、チリのダンサーです。Youtubeには10年以上も前の動画がたくさん残っています。
僕がサルサを始めた当初、僕にサルサを教えてくれた先輩に「彼が今世界で1番うまいとされてるダンサーだから彼の動画を見ておけば間違いないよ!」とアドバイスをもらったことを今でもよく覚えています。当時世界的にon2の方が流行っていたのか、Youtubeにはon2のWSの動画が多くてon1の参考にしたくなるダンサーの動画があまり見つからなかったのです。彼はon2もon1もWSをしていてどちらの動画もアップされていたので、on1から始めた僕にとっては非常にありがたく何度も再生して技を盗もうとしてました😄
ベテランのサルセーロだったら彼の動画を参考に技の研究に勤しんだ方も多いのでは?
Terry Salsalianza
Terry Salsalianza本名はTerry Tauliaut.フランス、パリのダンサーで元々のルーツは西インド諸島のグアダルーペ。
彼の見どころはその突出したミュージカリティとそれを可能にする身体の柔軟さ。インストロメンタルの間奏に入ると彼のシャインのショータイムが始まります。肩や胸のアイソレーションで表現するボンゴやドラムの音はまるで彼の身体から鳴ってるかのように錯覚する程タイミングの合わせ方がずば抜けています。
踊ってる相手もむしろ自分が踊るよりTerryのダンスを見ている方が楽しいんじゃないかと思うほど彼のミュージカリティは見ている人を楽しませる表現の豊かさがあります。彼と踊れば例え音楽を知らなくてもまるで身体が音楽の楽譜に合わせて踊っているかのような気分になれるはず。
そんなTerryさんの動画はYoutubeにたくさんアップロードされています。面白いのはどのソーシャル動画を見てもシャツの殆どがびしょびしょに濡れている点です笑。ソーシャルパーティにおける彼の人気とどんな相手でも手を抜かないサービス精神が伺えますね。
Eddie Torres Jr.
Eddie Torres Jr.はなんと言ってもその恵まれた家系。父のEddie Torresは『Mambo King』の異名を持つNYスタイルを創り出したうちの1人というMambo界のレジェンド的存在。そして母はフラメンコダンサー。ダンス界での成功を約束された生まれにあると言っても良いでしょう。
それに加えてこの可愛らしい甘いマスク。トレードマークの帽子もシルエットを一層際立たせており、複雑な技でも帽子を落とすことなく踊る余裕のあるダンスは見ていて抜群の安定感があります。
一度は彼のレッスンを受けにニューヨークに行ってみたいものですね。
Fadi Fusion
Fadi fusionはヨルダン出身のダンサーでスペインに長年住んでいました。モダンダンス、ジャズダンス、ポップ(マイケルジャクソンなど)、ヒップホップの要素をサルサに取り込みフュージョンスタイルを発展させてきました。特に彼の特徴的な速いステップでのピアノの旋律の表現は素晴らしい。またガッシリした体格からは想像しがたいほど柔軟な身体から表現されるミュージカリティも見ていて気持ちがいいですね。
やはりサルサの中で自分のオリジナリティーを確立するには他のダンスにも精通しているということはかなり重要な要素であると考えられます。サルサのロジックだけでは説明しきれない彼のダンスを、是非動画の中から得て自分のものにしたいですよね。
現在はルクセンブルクのアカデミーでレッスンをしているそうです。
Fernando Sosa
さて、ここまでon2のダンサーの紹介が多く続きましたが、on1の有名なダンサーも紹介しましょう。
Fernando Sosaは1977年ウルグアイ出身のダンサーです。その後イタリアに移住し活動しています。
全身タトゥーにボディピアス、サングラスをかける姿はでまるでマフィア。しかし見た目とは裏腹にダンスのスキルは半端じゃないです。
彼の予測不可能でトリッキーな技のオンパレードは見ていて頭が混乱しそうになるほど。一体どこから手が出ているんだ!?と動画を止めてゆっくり見ないと動きを追うことさえ難しい。フォロワーはしっかりリードの流れに乗らないと腕が千切れてしまうのではないかと心配になります笑。
また彼の動画を色々見てみると、年々スピード感や技の複雑さがレベルアップしてるように思えます。40歳を越えても衰えを知らず成長し続けるのを見ると、サルサってやっぱり素晴らしい趣味だなと思えますよね。
激しいスポーツ競技だと30過ぎると選手としては下り坂なんてことが普通ですよね。
どれだけ歳を重ねても成長していけるというのは喜び・モチベーションにつながっていつまでも楽しむことができます。
Jonny Vasquez
Jonny Vazquezは第4回サルサの音楽について記事を書いたときにも紹介しました。彼自身ダンサーであり、曲も作っているんですね。そんな彼もFernando Sosaと同じくon1のダンサーです。
1979年メキシコのグアダラハラの生まれです。
彼の見た目もバチバチのタトゥーにピアスと結構悪そうな見た目ですが、on1のダンサーはちょいワルおやじ系が多いんでしょうか…?笑
小柄ながらも激しくキレのあるダンスはon1の特徴が全面に出ています。粘っこく緩急のついた彼のステップは見ているものを飽きさせません。また細長い手足を自在に操り踊る姿はロボットの様にも見えます。
キレのあるダンスを彼の動画から学びたいですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回独断と偏見でチョイスした海外アーティストをいくつか紹介しました。あなたのお気に入りのダンサーは見つかりましたか?
また、これから生まれる新しいサルサ界のスターにも期待したいですね。
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