ブレーキパッドの交換ついでにブレーキオイル(ブレーキフルード)も交換しておきます。
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ブレーキオイルの残量や色はこちらの窓から確認できます。
残量が減ってきたり、オイルの色が濁ってきたら交換要です。
僕の場合はテキーラよりも深いゴールド色に染まっていました。(なんせ6年メンテナンスしてないので)
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作業時間:約30分
ブレーキオイルの仕組み
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ブレーキオイルはハンドル横のボックスからホースを通ってブレーキキャリパーまで流れています。
ブレーキハンドルを握ることでキャリパー内のシリンダーが押し出されてブレーキがかかるという仕組みです。油圧を利用してるので少ない力で大きな仕事をしてくれます。
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ブレーキオイル交換
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今回用いるのはこちら。HondaのブレーキフルードウルトラDOT4
DOT5という種類のブレーキフルードもあるそうですが、FTR223の場合はDOT4です。オイルタンクのカバーにもDOT4と書いてありますね。
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Amazonで770円でした。
届いたときはこんな小さなタンクに500mlも要らないでしょ!?と思ったんですがタンク内だけではなくホースの中まですべて入れ替えるので想像していたより量を使いました。
交換手順
①タンク内の古いオイルを取り除く
オイルタンクのカバーをプラスドライバーであけます。
プラスチック蓋とゴムカバーを取ります。
中の古くなったオイルはキッチンペーパーを使って吸い取りました。
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ついでに空になった内側を掃除しておきます。
②新しいオイルを流し込む
こぼれないように入れます。ブレーキフルードは塗装を剥がしやすいらしいので、燃料タンクなどに付かないように気を付けます。
また、溢れすぎないようにオイルタンクが水平になるようにハンドルを切っておきます。
内側のカップ麺の線みたいな高さを越えない程度に注ぎます。
③ホース内とキャリパー内に残った古いオイルを取り除く
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キャリパーのゴムキャップを外します。
付け根のナットを緩めると、オイルが漏れ出てきます。
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使用したのはメガネレンチの8mm
持ってなかったのでダイソーで買いました。
溢れ出たブレーキフルードを受け止めるチューブなども売ってるそうですが、見つからなかったので霧吹きのチューブで代用しました。
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多分このチューブの内径は4mmでハメるのに気合がいりました。
かといって内径5mmのチューブだと隙間ができそうな気がします。
チューブの先はペットボトルか何かで古いオイルを受ける用意をしておきます。
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ナットを緩めたらブレーキをカチカチ握ります。スカスカと手応えがない状態から繰り返し握り続けると徐々に抵抗が出てきます。
この間オイルタンクの中を観察すると気泡がポツポツ生まれて中のオイルの量が少しずつ減っていきます。
うまくキャリパーとホースの中にオイルが循環している証拠ですね。
この時エアー(空気)が噛まないように注意しましょう。
エアーが噛んだ状態とは以下の図のような状態を指します。
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こうなると油圧のシステムがうまく働きません。
なのでタンク内のオイルの量が減ったらこまめにブレーキフルードを継ぎ足します。中が空っぽのままブレーキを握ると空気がホース内に流入してしまいます。
また、排出するキャリパーのネジからもオイルが逆流して空気が流れ込む可能性があるのでブレーキを握り終わったらナットを締めて逆流を防ぎます。
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これらの手順を繰り返し、キャリパーのネジから透明な新しいオイルが出てきたら交換完了です。
ナットを締めて、ブレーキフルードを基準線まで入れなおしてカバーを取り付けて作業終了。
ブレーキの効きを確かめます。
軽い握りでしっかりブレーキがかかるようになった気がします。
油圧ってすごい。
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